UT

房総のむら Part.1

2023.10.24

こんにちは!UTです!!

最近は寒暖差も激しく、出かけるにも上着一枚持っていないと、夜は少し肌寒いです。ただ、その分気持ち良い風を受けながら旅行ができるシーズンでもありますので、今年の秋旅行はどこに行こうかと考えるだけでもワクワクしますね!

ということで、第一弾として手軽に非日常体験ができないかなと思い、体験博物館 千葉県立房総のむら というところに行ってまいりました。

印旛郡栄町にある古墳や史跡が保存されている博物館なのですが、江戸時代後期~明治時代にかけての一般的な商家の街並みや農家の家、武家屋敷、田畑までもが敷地内めいっぱいを使って忠実に再現されておりました。実際に中に入ってご飯やお茶をいただく事が出来る、まさに“体験型”博物館です。

今日は私の一押しの博物館である房総のむらでの報告をさせて頂きたいと思います。二回目ですが例のごとく、長文注意です。あしからず。

入館口手前にコスプレの館という施設があります。そちらでは振袖や浴衣、侍に忍者、アニメのコスプレまで様々な種類のコスチュームのレンタルができ、コスチュームを着ながら商家の街並みを歩いて雰囲気を楽しむ事も可能です。(私たちが行った時間が遅く、レンタル時間が終了しておりました…少し残念。)

さて、ですが私の中での大本命はコスプレではありません。落ち込まない!ここでの一番の楽しみ方は、イベントにあります!!(主観)

日によって、また季節によって体験できるイベントも異なります。実際に滑石を削って勾玉づくり、草木染めのストール織り、鍛冶屋体験としてふいごを使って軟鉄を加工してペーパーナイフを作るなど、別途費用はかかりますが、我々の日常生活ではなかなかできない貴重な体験をすることが出来ます!

近日のイベントの中で一番体験したかったのは、畳のコースター作り。梅酒が大好きでわざわざ京都の専門店から取り寄せて飲んでいるくらいです。「あの雰囲気に合わせて畳のコースターを敷きたい……!」そう思っておりましたが、あいにく当日は畳のコースター作り体験はイベントになく。

休みの日程に悔しく思いながら、それでも落ち込まない。食べ物に敏感な私の鋭い眼は、本日のイベント内容に記載されていた、葛切り体験と茶の湯体験があることを見逃さなかったのです……。

まずは葛切り体験へ。人生初めての葛切りを作り、食す体験。期待に胸を膨らませ、お腹はこの時のために膨らませないよう整えてきた。商家の街並みを横目に、足早に小銭を準備しつつ菓子屋の受付へ……。

……ばかな!体験時間が茶の湯体験と被っているだとぉ!!これでは甘い葛切りを食した後にお抹茶を頂く、完璧なプランが崩れてしまう……!

何か打つ手はないか、忍者のコスプレをしていれば分身が出来たのではないかと思い、苦悶の表情をしながら看板を眺めていると、受付の女性が一言。

「前の回の枠に空きがありますので、もしよろしければ今すぐご案内しましょうか?」

そこには天使がいた。不安も絶望も悲しみも全て吹き飛んだ。ありがとうございます。すぐさま満面の笑みでお金を支払い、菓子屋の奥へと案内していただきました。この匂い…覚えがあるぞ、と妻と顔を見合わせた時、ふと記憶が蘇る。表から見える景色は商家の街並みの一角。菓子屋を模した店内の奥扉を抜けると家庭科室であった。

広めの空間に調理実習台が4箇所、既に配置されている具材とバットとボウルとお鍋。完全に青春をそこに置いてきたと言っても過言ではあるけれど、の家庭科室の再現度。普通に感動しました。懐かしすぎる。

「ではこれから、葛切り体験をしていただきます。よろしくお願いします。」
と家庭科の先生もとい受付の女性(以下、先生という)から挨拶をいただいた後、手洗い場に案内された私達。シンプルながら洗練されたデザインの懐かしき手洗い場。手洗い場まで学校スタイル……この懐かしさよ……。

「蛇口のところにあったよね!?ネット状の袋に石鹸入っててさ、牛のやつ!」
と二人で興奮してましたが、石鹸は普通にボトルでした。そうですよね、感染予防のこともありますもんね。

手洗いを終えたら、早速の調理に移ります。水に溶かした葛切りの粉を熱して乾燥、氷水に沈めて冷やしてから剥がす工程など、せっかちな私には難しかったですが、妻は難なくこなしてました。尊敬です。

初めての葛切り作りに苦戦したものの、先生の手助けもあり、何とか形になりました。葛切りを5~10㎜間隔で縦に切ってくださいねと先生にいわれたのにも関わらず、私が15㎜くらいで切ったせいで、先生から満面の笑みで「きしめんみたいですね。」と言われたのはもはや想定内。

調理も終わったので、いざ待望の実食。葛切り風きしめんにきな粉を満遍なくかけていただき、その上から黒蜜で蓋をする。もうそこにはきしめんの姿は既になく、本格和菓子の葛切りが佇んでいました。

お盆にお茶と葛切りを移していただき、菓子屋の店内へ移動。学校の家庭科室から一変、江戸時代後期へタイムスリップしたよう。江戸時代後期の雰囲気、味わいを堪能しつつ、葛切りをいただきます。

葛切り自体のちゅるんとした触感と黒蜜ときな粉の上品な甘さが混ざり合って、非常に美味しい。葛切りの透明感、たっぷりとかけられた黒蜜の輝きが宝石のようにも見えて涼しさを感じ、まだまだ陽が出ると熱いこの頃にはピッタリの和菓子でした。

非常に満足度が高く、茶の湯体験の時間が来るまでもう少しこの場所にいたいと感じゆっくりと周りを見渡すと、ふと気づいたことが。

あれ、壁紙が無いぞ。

自分たちが住んでいる家は、壁紙が貼られていることが当たり前になっているけれど、江戸時代後期の人たちは壁紙とかどうしていたんだろう?

なんてふと考えてしまいました。

せっかく江戸時代後期の街並みが再現されているのであれば、家のことについて学んでいる今だからこそ、見ておくべき物があるのでは!と思い、菓子屋を出てあるところに向かうのでした……。

ということで、次回は後編になります。

まさかの二部構成。葛切りの話だけでこんなに長くなると思いませんでした。長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございます!

UTでしたー!

更新担当:UT
———————————————– good house !–+

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