旅の記録

こんにちは、ろっしゅです！
暑い日が続くと思えば、急に寒くなったり、皆様ご体調は崩されていないでしょうか。
とはいえゴールデンウイーク前半は天気のいい日が続き、行楽日和でしたね！

私は久々に旅行に行ってきました。
行き先は石川県金沢市。（運よく地震が起こる前日にこちらに戻ってきていました。）
食べたいものから見たいもの、行きたいところ様々予定して巡っていたのですが、一番記憶に残っているのは建物のこと。
街歩きをしながら古くからある民家やお茶屋さんを眺めたことが一番印象深いです。

私たちは普段、半ば当たり前のように古いお家を解体して新築を建てています。
でも、100年以上も前からそのままの形で残る建物がある町、というのもあるんだ、ということが新鮮でした。

ひがし茶屋街の中ほどにある「志摩」もその一つ。
江戸時代に建てられたお茶屋さんで、建てられた当初のまま現存しているそうです。
国の重要文化財に指定されています。


目の前を通った際になんだか惹かれて見学して回っていたところ、突然おじさまが現れて、「解説しますので、どうぞお座りください」と。
そんな有難い展開があるのか…？と思いながら着座し、少しですがこの建物の歴史を伺えました。

当時は建物を建てる際、高さに関する規制の関係で基本平屋建て。ところが志摩は2階建ての建物。特別に許可を得て高い建物を建てたそうです。また、天井の高さも2ｍに届かないほどの建物が基本だったのにもかかわらず、志摩は2ｍ以上ありました。

お茶屋さんというのは、一般の方が通うことはできないうえに一見さんはお断り、紹介いただいてもいくつかの手順を踏まなければ入ることの叶わない場所だったようです。
特別な建物だったのですね。


そしてその建物を、重要な文化財と認識して守ろうという人がいなければ今日まで残ってはいなかった筈です。
私たちが建てる建物もお施主様に住んでいただいてようやく残るもの。形あるものを作る仕事ではありますが、一方的な思いだけではいい仕事はできないのだと思い直しました。

文化財まではいかなくとも、お施主様にとっての大切な財産を作っていることを忘れずに家づくりをしていこうと思います。
長く住んでいきたいと思える家づくりを是非、私たちにお手伝いさせてください。

更新担当：ろっしゅ
———————————————– good house !–+

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